看護師3年目だった私が「うつかも?」で悩んだ体験談

元看護師、今はフリーランスのはな(@hana8787hanae)です。

 

私、看護師3年目のとき「うつ病かもしれない」とひとりで悩んだ経験があります。

 

無駄なプライドが高く人に悩みを相談できなかった私は、

現役時代にそれを人に話したことは、たった1度もなかったのですが…

今振り返ると、

けっこう病んでたな…

辛かったな…

あのあとすぐ辞めてよかったな…

と感じます。

 

この記事では、看護師3年目でうつ病かもしれないと思った私の体験談を書きました。

 

同じように悩んでいる人の参考になればと思いますが、

人それぞれ状況は違うと思いますので、悩んでいる人は専門家に相談することを強くおすすめします。

うつっぽいと思ったのは看護師3年目

私がうつっぽいと思ったのは、看護師3年目のときです。

所属していた集中治療病棟の、HCUからICUに異動して半年くらい経ったときでした。

「うつっぽい」の、具体的症状

周りの先輩にいろいろ言われるうちに、

日に日に勤務が辛くなっていったんですよね…

若手看護師だったはな
本音:30代独身、ICU勤務歴の長いベテランの先輩たちが怖かった…
(つまり、今の自分と同じような年代の人)

 

症状はこのような感じでした。

  • 先輩に怒られると「すみません」しか言えない
  • 基本、自分を責める
  • 仕事中は始終マスクをつけ、表情を隠す
  • 笑わない

しかしながら、

  • 仕事とプライベートはまるで別人
  • 休日は彼氏(当時)とデートしたり女友達と遊んだりする
  • いつもの自分。普通に笑う。
  • 過眠症。日勤前以外は、10時間以上寝る。
    日勤が終わって、23時から翌日14時まで寝て、一旦食事など済ませてまた寝る。夜勤前18時に起きてダラダラ出勤。
    (夜勤は19:30~7:50でした)
  • 夜勤明けは元気に遊ぶ!
  • 日勤前日の夕方から、ゆううつ。

 

とにかく

「仕事だけがだるい」

「かなり寝る」

「仕事とプライベートで二重人格」

これが当時の症状です。

はな
現代の若い女性に多い「新型うつ」ってのがあるらしい。私は、自分がそれだったんじゃないかと思ってる。←あくまで自己判断。真実はわかりません。

1〜2年目にさほど病まなかった理由

1年目のときは、同じ病棟に同期が1人いました。

その子と勤務がかぶることはなかったものの、勤務の入れ違いでちょっと雑談したり、休日はドライブに行ったりしてなんとか乗り越えていたんです。

でも、彼女は心理的に仕事が辛くなり1年目の終わりで退職しました。

 

私が孤独になったのは2年目。

まだ覚えることが大変で頑張れていたけど、

 

3年目でICUに異動になり
「イチから新しい環境で働く」点と
「もう3年目なんだからこれくらいできるよね? え、まだできないの?」
のプレッシャーで押しつぶされ、

病みました。

うつっぽいと思った看護師の私。当時の行動

辛かった時期に、

先輩に怒られて病棟の真ん中で泣いたり、
(ICUは真ん中にナースステーションがあり、8ベッドすべて見渡せるような作り。その中央で怒られる……あれは処刑でしょうか…?)

ありえない間違いをして師長さんに呼び出されたり。

 

いろいろやらかした気がするけど、

師長さんとの面談で

「あなたがおかしいて先輩たち言ってるけど、大丈夫?」

とちょっと責められるような口調で言われたことがあったんです。

 

ここで、辛いので休みたいです。って言えればよかったんですが、

無駄にプライドが高くて他人に弱みを見せられなかった当時の私はこう伝えてしまったんですよね…

3年目看護師の
はな
はい…大丈夫です…
明日から頑張ります…
逃げるとか、休職とか、知らなかったよ…
実家に帰って
親とニコニコ話して、
地元の友達に明るく振る舞って、
そして、実家から家に帰るバスの中で声を出さずに泣いた日のことを
私は忘れない。
ちなみに、病院のやばい薬を無断で持ち帰って自己注射…みたいな”妄想”はしたことあります。計画立案は、、、さすがにしてません。

うつっぽいと思っても精神科・心療内科を受診できなかった理由

「心療内科に行った方がいいのかな?」

心の中では思っていたけれど、調べることもできませんでした。

スマホもネットもある時代なのに。

 

なんででしょう。

 

当時は、精神科や心療内科は弱い人がいくところ、辛すぎる人が行くところというイメージがあって、

昔のはな
私、精神科にお世話になるような弱い人間じゃないんだから!
と、無駄なプライドが邪魔をしていた気がします。
実際はそうじゃないですよ。
迷っている方は、まず専門家に聞いてみたほうがよいです。
プライバシーは保たれます。病院はそんな「悩んでいる人」のためにあるんです。
それから、病院以前に
友達にも、当時の彼氏にも相談できなかった
これが1番の理由です。
やっぱ、人に相談するのって大事だと思う。
近い人には話せなくても、SNSでそれっぽい人にメッセージするとか、ブログを読んでみるとか。
自分と同じ人がいる、話を聞いてくれる人がいるってだけでも、見える世界が変わると思います。

うつっぽい→最終的に看護師を退職し、元気に!

3年目秋ごろ、極限まで病んでいましたが、

冬に一つの真実が発覚しました。

それは、

「私をナースステーションの真ん中で泣かせた先輩が、今年度末で退職する

ということ。

はな

ま、心の中でガッツポーズしたよね。

でもよく考えればその先輩、自分が退職する前に”私に自分の知っていることを伝えたい”からいろいろ注意したのかもしれない。

そして私の評価を低くしていたであろう師長さんが、4月から異動になりました!
4年目から、ちょっと新しい日々が始まり、それからは一時期のように辛いことがなくなったんです。
ま、「この病院忙しすぎてやっぱ向いてないわ」と思って4年目が終わるころに退職したんですけど。
そして退職して、医療と全く別の世界で働き、
それがきっかけで海外へ飛び立つことへしたのでした。
チャンチャン!!
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うつっぽいと思った看護師がやるべきこと

うつっぽいと自覚している看護師さんがやるべきことはこれ。

はな
誰でもいいから、人に相談しましょう!!
一人で考えていても、悩みがどんどん辛くなって落ち込んでしまいます。
そしていつかそこから這い上がれなくなってしまう…
そうなると、仮に仕事を辞めたとしても新しいことを始めるのに時間がかかって、そんな自分にもっと嫌気が差して…
という悪循環になってしまいます。
当時の自分に言いたい。
はな
無駄なプライドなど、捨ててしまえ!!
もし私に話したかったら、問い合わせをどうぞ!
ちなみに、この経験を通して「これはうつっぽくなった最初で最後の体験です」と言いたいところなのですが、
はな

あと2回、自分の仕事ぶりに悩んだことがあるんです…

(学生時代と、また別な時期のアルバイト)
20代において3回も「私やばい!」って経験をした私は、
30歳になって悟ります。
はな

私にはある種の“負けパターン”がある。それを避けて働かないと、本当にうつ病になる…

一生”負けパターン”に陥る仕事はしない!!

というわけで、私は今のフリーランスという働き方をして、自由に生き生きと暮らしています。
負けパターンの話は、別な機会に書きますね。
今日も読んでいただき、ありがとうございました!
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