『嫌われる勇気』を読んで、少し人生に対する考え方が変わった、はな(@hana8787hanae)です。
この本、とっても有名ですよね。
著名人が紹介する「読むべきビジネス書ランキング」や、本屋さんのビジネス書コーナーにほぼ必ずある本。
この本のタイトルを聞いたことがない方は、ほとんどいないのではないでしょうか。
私はこの本を夫に勧められて読みました。
数年前に冒頭部だけちょろっと読み挫折した経験があったのですが、今回は割とすんなり本を読み、自分に役立つところの要素をうまく切り取って生活に役立てることができています。
このブログでは、名著『嫌われる勇気』で私が印象に残った1点だけに絞り、心に響いた理由と実際の生活で役立つ場面について解説しています。
同じ本を読んでも記憶に残る箇所は個人で異なります。
『嫌われる勇気』を読んだことがある人にとっても、新鮮な内容かもしれません。
<この本はこんな方におすすめです>
- いつも人からの目を気にしてしまう
- 人間関係(職場・家族・恋愛)がうまくいかず悩んでいる
- 格言「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる」を知っているが、いまいちイメージが湧かない
『嫌われる勇気』の紹介
『嫌われる勇気』は、「心理学の巨匠」と称されたアドラーの思想を凝縮した本です。
2013年に初版が発行されたあと、2019年時点で50刷もされています!(今持っている本の情報より)
ビジネス書の王道ですね。
私の直感でいうと、『嫌われる勇気』の本全体として漂っている雰囲気は「わたしはわたし」「あなたはあなた」「過去は過去」「今は今」。
目の前にあることは私の捉え方次第で変えられる。
だから「わたし」と「今」にフォーカスしよう!
というメッセージを強く感じられる本です。
私とあなた。「課題の分離」をしよう!
『嫌われる勇気』には、自分を大切にするために重要な考え方がたくさん紹介されています。
が、私はその中でも、自分にとって1番印象的だったことを紹介します。
それが、課題の分離について。
われわれは「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題を分離していく必要があるのです。
(中略)
あらゆる人間関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むことーーあるいは自分の課題に土足で踏み込まれることーーによって引き起こされます(P140)。
本文では「勉強しなさいと子供に言ってしまう母親と子供」を例に「勉強する」という課題は誰のものかを考えています。
誰の課題を見分けるには「最終的な結末を引き受けるのは誰か?」考えるとよいそうです。
これ、たとえがわかりやすいので多くの方が共感する内容だと思います。
一般的な職場の例(先輩と新人)だと、
「勉強してきなさい」と怒る(先輩)
「勉強したくない」と何もしない(新人)
では最終的に「勉強をしなくて困るのは誰か?」と考えると、困るのは先輩でなく「新人」なんです(もちろん、周りの人に迷惑をかけることもありますが、それで最終的にしかられるのは新人です)
ただ、だからといって「何も声をかけない」という”放任主義”は、本書では勧められていません。
やるべきことは、「勉強をすること」が本人の課題であることを伝え『相手が何をしているか知った上で見守ること』。
もし本人が勉強をしたいと思うときには、いつでも援助する用意ができていると伝えます。
あくまで行動を起こすのは、その課題の結果を被る本人。
周りの人がとやかくいう必要はないのです。
『嫌われる勇気』の紹介
私は『嫌われる勇気』を読んで「他人の課題に深入りしない」という感覚を身につけました。
「これは誰の問題だろう?」と自問自答し、自分の問題でなければ心の中で太い線を引くようにしたのです。
そうすると「これは、あの人の課題だから」と自分が深く考えることがなくなり、気持ちが楽になりました。
だからといって、相手への接し方が冷たくなるわけではありません。
あくまでも、心の中で線を引くだけです。
「〜〜やってるんだね」と行動を言葉にし、相手にも「気にかけているよ」という意思表示はしています。
このほかにも『嫌われる勇気』には、生きるのが楽になるたくさんの考え方が述べられています。
・過去に支配されない生き方
・人生は他者との競争ではない
・対人関係のカードは「わたし」が握っている
・自分に価値があると思えるために
・「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てよ
『嫌われる勇気』を読んで、人間関係の悩みを楽にしよう!
今回は『嫌われる勇気』で私が学んだことを1つに絞って紹介しました。
私が学んだことは「課題の分離」の必要性。
目の前に課題があったときは、
誰の課題かを考える(やらなくて困るのは誰か?)。
相手の課題だったときは「やりなさい」と一方的にいうのではなく
- それが相手の課題であることを伝える
- 相手が何をしているか知った上で見守る
- やりたいときはいつでも準備できていると伝える
このようなアプローチが有効です。
子育て中の方や、新人教育をしている方に役立つ内容だと思います。
そのほかにも『人生の鍵は、今の私が握っている』とイメージできる内容が多く記載されています。
気になる方はぜひ読んでみてください^^
<この本はこんな方におすすめです>
- いつも人からの目を気にしてしまう
- 人間関係(職場・家族・恋愛)がうまくいかず悩んでいる
- 格言「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる」を知っているが、いまいちイメージが湧かない
(本のリンクを貼りたいのですが、諸事情により今は貼りません)