保育園看護師とライター・ブロガー・訪問看護師で大活躍のもちこさんへインタビュー

 

はな
保育園看護師をしながら、ライターやブロガー、訪問看護師として大活躍のもちこさんにインタビューをしたよ。

「看護師×一般フリーランス」でパラレルワークをしている、はな(@hana8787hanae)です。

今回は、正社員で保育園看護師をしつつ、副業でライターやブロガー、訪問看護師をされているもちこさんにインタビューをしました。

 

看護師の専門性を生かしながら、複数の仕事をする。

めちゃめちゃかっこいいですよね!

 

2014年ICU看護師時代のはな
看護師辛すぎる…今やってることって将来役立つの? もう頑張りたくないよ…

 

2020年のはな
大丈夫! もちこさんの話を聞くと、病院で働いてる今は決して無駄じゃない! 病院経験を生かす方法はたくさんある! ってことが分かるよ。

 

起業への憧れから、まずは複数の仕事に挑戦しようと『パラレルワーカー』の道へ

ーーー今回はインタビューへご協力いただきありがとうございます。まず初めに、簡単な自己紹介をお願いします。

正社員として保育園看護師をしているもちこです。

そのほか、副業でブロガーとライターと訪問看護師をしています。

ーーーたくさんのことをされてますね! そういった複数の仕事をこなす『パラレルワーカー』になろうと思ったのはいつですか?

病院以外で働きたいと思ったのは、大学病院で勤務していたときです。

最初は複数の仕事をするよりも”起業”に憧れがあって。

起業の内容を探すために複数の仕事に手をつけてみようかと思い、もともと気になっていたブログとライターと訪問看護師に挑戦してみました。

そこから報酬をもらえるようになって、パラレルワーカーに近づいています。

ーーーかっこいいですね! その起業マインドはもともとあったのですか?

病院で働いていると、時間に追われて手が回らないところがありますよね。

そういった毎日を送る中で、自分で考えた枠組みで、知識と経験を生かしてできることがあったらいいなと思って。

ーーー素敵ですね! ちなみに、副業の中で最初にはじめたのはどれですか?

アメブロですね。

雑技ブログで、日々の生活や自分の好きな商品を勧めることからはじめていきました。

ブログを書くうちに、文章を書くことで収入を得られたらいいなと思って、ライターの仕事をはじめたんです。

ーーーブログを書いたりライターとして働いたり、看護師としては珍しいワークスタイルですね。大学病院での勤務期間中に起業に憧れたということですが、病院で働いているとここまで仕事の振れ幅を変えられる方って少ないと思います。どういったきっかけでブログやライターをしようと考えたのでしょうか。

保育園看護師に転職しなければ、今の働き方はできなかったと思っています。

ーーーなるほど。保育園看護師への転職が、パラレルワーカーになるキーポイントとなのですね。大学病院をやめて保育園で勤務することに対し、不安はありませんでしたか?

臨床に戻れなくなりそうという不安はありました。

一度病院をやめてしまうと、次のステップに行くのは難しいのかなと。

でも、ずっと同じ環境にいても変わらないのかなと思って大学病院は辞めましたね。

今は、複数の仕事をこなしながらちょうどいい具合で働いています。

戻ろうと思えば戻れるのかな? と思うようにもなってきましたし。

「臨床に戻るなら同じ病院へ」そう思えるほどよい環境で働いた、大学病院の話

ーーーもちこさんのように、大学病院での専門的な経験と保育園のアットホームさのある現場の知識などがあれば、どこに行っても必要とされる気がします^^

もし臨床に戻れるなら、同じ病院に行きたいですね。

ーーー前の病院も好きなのですね。私自身も含めTwitterなどを見ていると、看護師が辛くてやめたい人、やめたら看護師に戻りたくない人ってたくさんいると思います。もちこさんの「戻るなら同じ病院」という気持ちはどこから来るのでしょうか?

前の職場は、人間関係がよかったんです。

職場に不満があって転職したわけでなく、複数の仕事をやってみたいという興味で仕事を変えたので。病

棟のスタッフが親切で、本当に恵まれていました。

ーーーよい環境で働いていたのですね。自分が働きやすい病院に就職するために、学生時代の就活で意識していたことはありますか?

学生時代はインターンに行きました。現場の様子を見て働きやすそうだと思ったので、そこに就職することに決めました。

小児科は先生も含めて優しいスタッフが多かったです。他の病棟は人間関係が微妙なところもありましたが。

ーーーとはいえ、小児科で子供には優しくても、看護師には厳しいというスタッフもいますよね…?

私が働いていたところも厳しい先輩はいましたが、職場に行きたくないほど人間関係で悩むことはありませんでした。

恵まれていたと思います。

ーーーよいですね。もちこさん、いい職場を見極める力がありますね。

そうかもしれないですね。

自分が看護師になってインターンの学生を担当するようになって思ったのは「忙しさは、学生さんに伝わる」ということです。

忙しい中でも勤務年数に関係なく「手伝うことある?」とスタッフ間で協力しあえるのっていいですよね。

私がインターンに行ったときも病棟内にこういう文化があったので、その助け合いの雰囲気をみて、いいなと思いました。

ーーー素晴らしい文化です。ぜひ全国の病院の学生・インターン担当看護師に聞いてほしい内容ですね。

保育園看護師は、自分のアイディアを形にでき、フィードバックを直接もらえることがやりがい

ーーー保育園看護師として、どのようなお仕事をされているのですか?

熱や嘔吐がある子どもを看る、ケガの応急処置、病院受診の付き添い、健診の介助、身体測定といった子どもの健康管理を行います。

また年齢に応じた手洗い指導や歯磨き指導などの保健指導も行います。

保護者対応や職員の健康管理も仕事のひとつです。

引用:もちこさんのブログ kids care 小児看護って?

ーーー保育園の看護師は、その園にもちこさんだけですか?

そうですね。私だけです。

ーーー1人だと責任が重くて大変ということはありませんか?

最終的な判断は園長先生が行うので、全部私がやらなければならないという責任はないですね。

看護師としてやりたいことを自分のアイディアでできるので、よい環境です。

ーーー1人だと、病院のようにめんどくさい上司との関係がないですもんね。保健指導などは自分でプランを考えてらっしゃるのですか?

園全体のだいたいの目標があるので、それに沿って自由にやっています。

手洗い指導の内容なども自分で決められるので、クラスに応じて選んでいます。

ーーー月齢に応じて指導方法を変えるとかってありますよね?

考えています。それを余裕を持ってできるのも、保育園看護師だからですね。

病院だとみんな同じ資料になってしまうので。

はな
ちなみに、もちこさんが保育園で1番好きな業務は、保健指導らしいよ。

「やってみたい!」という興味でライターの仕事をはじめ、今は月6本前後の記事を書いている

ーーー私も2年ちょっと医療以外の分野でライターをしたことがあるので、看護師ライターさんに興味深々です! 現在、ライターのお仕事はいくつの会社から受けているのですか?

今は1社です。前はいくつかしていたのですが、報酬など考慮して今の会社だけやっています。

ーーー月に何本くらい記事を書いているのですか?

1ヶ月に6本くらいですね。週1〜2本は書いています。

ーーーえ! 正社員として平日は保育園の看護師をしながらそれをこなしているんですよね? 頑張ってますね。何本も記事を書いていると書くトピックに困ることってありませんか? 私がライターをしていたときはそういうことがあったのですが。

クライアントさんからテーマを出してもらえるので、ネタがなくなることはないですね。

キーワードは指定してもらえるので、それに従って記事を書いています。

ーーーなるほど。全く興味がないキーワードを指定されることってないですか? 私はライター時代にそれがきつかったのですが…

ありますね。今は妊娠出産をするお母さん向けの記事を書いているので「産婦人科系の知識はないな…」と思うこともあります。

ただ、いつか子供を持ちたい将来の自分のためにも、保育園の子供のためにも、やったほうがよいと思って調べて執筆しています。

ーーーやはり自分で仕事に意味付けしているのですね。

そうですね。そうじゃないと続けられないです。笑

ーーー私と同じだから安心しました!

指定されたテーマは断れないからですね。

ただ、言われたキーワードだけで記事を書くのは本当にやりたいこととズレると思って、ワードプレスでブログをはじめました。

自分の書きたいテーマで書けるものが欲しいと思ったから。そう考えたときに思い浮かんだのはやはりブログで。

<もちこさんのワードプレスのブログ:kids care>
クリックするとリンク先へ飛びます^^

ーーー一緒です!

そうですよね。

ーーーライターを続けるには、単価交渉も大切だと思います。よりよい環境でお仕事をするために気をつけたことはありますか?

ライターを始めた当初は「初心者の私を雇ってくれてありがとう」という感じでしたが、やはり続けるともっとキャリアアップしたい気持ちが出てきて。

最初はクラウドソーシングのサイトで仕事を探していましたが、次第にネットで直接検索をしてライター案件を探すようになりました。

あとは、看護師ライターの中澤さんの講座を受けるなど外部で勉強をして、腕を上げていきました。

ーーーかっこいいですね。ちなみに、ネット検索ではどういうワードで調べたか聞いてもよいですか?

看護師・ライター・募集などで調べました。

「看護師」というキーワードはつけたほうが単価が高いですね。

それでヒットしたところに応募しました。

ーーーよく考えて行動していますね。

好きだからできるのはあるんでしょうね。

新しいことへの楽しさや興味があります。

あとは、看護師っていう資格は強いです。

「やりたい!」という一心で、自分のスケジュールで働ける訪問看護師へ

ーーー次は訪問看護について聞きたいと思います。個人的に「訪問看護は正社員が多くパートでも週に3回前後、正社員と兼務するのは難しいのではないか?」というイメージがあるのですが、実際のところいかがですか?

わたしも、週末のみ勤務という形ができるとは思っていなかったのですが。

ベビーシッターに興味があり、それに加えて吸引など看護師らしい医療処置をできる仕事がないかと思って医療ベビーシッターで調べてみました。

すると、ある訪問看護ステーションが検索でヒットしたんです。

よくみるとアルバイトを募集していて「要相談」と書いてあったので問い合わせをしました。

その次の週の月曜日に面接、その次の日曜から実際に訪問看護のお仕事をするというスピーディーな感じでお仕事が決まりました。

ーーー展開が早いですね。

検索したらよい看護ステーションと巡り会えて。

それまで知らないところだったので、検索しなかったら一生巡り会えなかったと思っています。

ーーーもちこさんが行動したからですよね。1週間あたり何時間働いているのですか?

週に4時間です。土日のどちらかで、午前2時間、午後2時間といった勤務になります。

ーーーいいですね。

この働き方は自分にあっているなと感じています。

楽しいです。

医療の必要なお子さんに関わるのは病院を辞めて以来だったので、楽しいと感じました。

病院と違って、訪問看護は目の前のお子さんに2時間じっくりと関わることができます。

細やかなケアをできるのが訪問看護のよいところですね。

重症心身障害児など、いろいろな疾患のあるお子さんを看ています。

パラレル看護師は、スケジュール管理が神レベル!

ーーー保育園看護師とライターやブロガー、訪問看護師として大活躍の毎日を送っているもちこさん。日々忙しいと思いますが、どのようなスケジュールで仕事をされているのですか?

平日はだいたい定時で帰れるので、夕方からの空いた時間で図書館でライターのための資料を探したり、記事を書くための大まかな形を考えたりして、土日で記事を仕上げています。

ーーーすごい! そんなに働いて、休む暇はありますか? 友達とランチに行ったりとか。

遊んでいますよ。ランチに行ったり買い物に行ったり。

ーーー時間の使い方、うまいですね!

土日は仕事が休みでも、平日と同じ時間に起きているんです。

午前中に家事を全部終わらせて時間を作り、仕事もプライベートも充実させるようにしています。1日が長いんですかね。

吹奏楽団に所属していて、以前は毎週練習にも行っていました(今はコロナの影響でお休み)。

ーーー多忙ですね!

動いていないとダメなのかもしれません。笑

何もない日があると、逆に不安になります。

ーーー大学病院にいたときと、今、保育園看護師をしながら複数の仕事をしているときと比較して、どちらが充実度が高いですか?

今ですね。自分で仕事を選択できるのがよいと感じます。

ーーーこれまでお話を聞いてきて楽しいことが多かったのですが、反対に大変なことや不安はありますか?

将来には不安があります。金銭面とか。

あとは、今やっていることが将来に繋がるのか?というところですね。

これが無駄にならないといいなと思っています。

今は楽しいですが「果たしてそれで、自分の本当に目指す働き方を実現できるのか?」という思いはあります。

フラフラしていることに危機感を感じているので。

ーーー私個人としては、全然よいと思います! 将来は全部、繋がると思いますよ。『もちこCompany』みたいな会社を作って、全てやったらいいのに^^

ははは。楽しそう!

ずっと今のようなことができるといいんですけど。

ーーー絶対できると思いますよ。大学病院で学んだ専門知識を保育園や訪問看護、ライターなどで生かしている実績があるので。全て統合した何かができそうです。Company!!

Companyですね。面白そう。

ーーー最近SNSなどを見ていると、病院以外の個人事業主として働く看護師さんも出てきていると感じます。しかしながら、やはり新人時代を病院で過ごした経験は強いですよね。大学病院での経験が活かせているなと感じるのはどんなときですか?

病院で学んだ経験が、ライターとして記事を書くときの資料になることがあります。

保育園で勤務するときも病院で学んだ知識を生かす場面はあるので、やはり大学病院で働いてよかったですね。

ーーーそう思えるのっていいですね。もちこさんのブログで「子どもの保健指導」を受け付けているという投稿を見ました。インターネットを通して自分ができることを発信して仕事に繋げるって、病院だけで働いている人にはなかなかない視点だと思います。どういったところからこういうアイディアが浮かぶのですか?

保育園では自分が関わった保健指導の効果を直接感じられるので、それを別な方面でも生かしていけたらと思っています。

保育園では、園児に手洗い指導などをする機会があります。

指導したあとも子供達と接するので、ときどき保護者の方から「子どもが急に手を洗うようになった」「子どもが『もちこ先生に教えてもらったから、手を洗うんだ』と言っている」と伝えていただけるんです。

保健指導の成果を直接見られるのは、保育園看護師のやりがいですね。

病院でも退院指導はしていたのですが、1人の子どもにかける時間がなくて。

他の子どもも受け持ちながら指導をしなければならないので、準備はバタバタ。

資料も急いで準備して。

本当はイラストなどつけてわかりやすいものを用意したいけど、時間がないから箇条書きだけになってしまったりして「これでいいのかな?」という退院指導をしていたんです。

今は自分で時間をかけられるので、生活をお手伝いできている実感があります。

ーーーやりがいって大事ですね。

そうですね。ありがたいことにそういう機会に恵まれています。

「その子どもらしく過ごせるお手伝いを」と思いを掲げるもちこさん。成功の秘訣は、行動力にあり!

ーーーそろそろインタビューも締めに入ろうかと思いますが、最後にもちこさんがこれからやりたいことについて教えてください。

子供関係の仕事して、子供と家族がその子らしく過ごせるようなお手伝いをしていきたいと思っています。

ーーーもちこさん、ご自身のブログにも書かれていましたけど、その軸がしっかりしているから全然ブレていないですね。私がやってみたいことを体現されていて素敵です。それから、「巡り会い」をとても大切にされているんだなと感じました。きっと、もちこさんがやりたいと思ってアンテナを伸ばした状態で情報収集をしているので、「これかな?」と思ったときにパッと目に入るのだと思います。

それはあるかもしれません。

あとで見よう、あとで応募しようとは思わないです。

自分に合うものを見つけたら「やってみよう!」とすぐに行動します。

あとで「応募して大丈夫だったかな」と思うことはありますが。

ーーーやはり満足度の高い生活をしている方は、行動力もありますね。ブログもたくさん書かれていて、読まれるページ数も多いようですね。

たまたまSEOで引っかかった記事があって、そのおかげでPV数は伸びています。

ブログって、続けて記事を書いたり、数をこなしていったりしないと何がヒットするかわかりません。

書いたほうがよいですね。

まずは行動です^^

ーーー行動力、そして継続力もパーフェクトですね! 大好きな小児看護、そして文章を書くことを仕事にするって素晴らしいです。これからも理想の働き方をどんどん叶えていけるように応援しています。今日はありがとうございました。

まとめ:パラレル看護師は、仕事の軸を持ってとにかく行動している

今回は、保育園看護師も、ライターやブロガー、訪問看護師も本気で取り組むもちこさんにお話を伺いました。

もちこさんの行動力、そして、ご自身が大切にしたいブレない価値観を持って働く姿は多くの方の刺激になると思います。

 

そこにある仕事をするのではなく、”自ら仕事を選ぶ”

看護師としての専門性を、”興味のある分野で活用していく”

 

看護師の多様性を感じるお話を聞けてとても刺激になりました。

10年前の自分に聞かせてあげたいお話です。

もちこさんがこれからもやりたいことを実現できるよう、応援しています!