看護学校から大学3年次編入した経験のある、はな(@hana8787hanae)です。
大学編入を志望される看護学生のみなさん、周りに編入試験についての情報がなくて困っていませんか?
同じ看護学校に受験した先輩がいなかったり、予備校が遠くて通えなかったりする人にとって、情報を入手するのは大変だと思います。
そこで、最近の看護学生のツイートを拝見し、疑問としてつぶやいていること3つをピックアップして回答しました。
参考になれば嬉しいです。
私が編入試験を受けたのは10年以上前になります。現在の大学編入は、編入した人全員が保健師の資格を取れるわけではなかったり、募集定員の一部しか合格者を出していなかったりする状況もあるようです。
各大学の最新情報はご自身で確認をお願いします。
大学編入の質問1.英語対策でTOEICは受験すべきか?
編入試験のためにTOEICを受けた方がよいですか?
はっきりとした理由がないのであれば、TOEICは受けなくてよいと思います。
私は留学時代にTOEICを勉強して280点から750点まで上げた経験があります(3年かけて…)。
TOEICで高得点を取るためには、一定期間それに焦点を当てた勉強をする必要があります。
大学編入でTOEICスコアが必須という場合を除き、英語試験対策のためにTOEICを受けるのは効率が悪いです。
ただ、TOEICは英語力の伸びが点数として明確に出るので、自分の学習成果を測りたい方には利用する価値アリ! です。
(これ、センター試験で7割くらい取れる方に限るかな…TOEICはまず500点取るまでが厳しいんだよな…そして600点もまたハードルが高いんですよ…覚悟して勉強しないと中途半端で終わります><)
大学編入の質問2.予備校には通うべきか?
予備校問題は難しいですよね…
個人的には通ったほうがモチベーションがあがると思いますが、予備校が家や看護学校から遠い場合は無理に通う必要はないと思います。
予備校に通うメリットは以下の通りです。
- 編入試験の情報が得られる(過去問、面接や小論文の内容)
- 学習のモチベーションを保てる
- 一緒に試験を頑張る仲間ができる
通っている看護学校に編入している先輩がいない・過去問が少ない、というのであれば、それらを予備校で手に入れる価値は十分あります。
とはいえ、そのために多額のお金と通学時間を費やすのがもったいないという方は、自分で頑張るのも多いにアリです。
今は私が編入したときと違ってSNSで仲間探しもできるので、自分で見つけた仲間とモチベーションを高めるのもよいかもしれません。
大学編入の質問3.大学編入後、就職した同級生と差がつかないか?
編入試験に合格して大学に2年通うとします。同時期に卒業して就職した友達は病院で働いていると思うと、大学編入した自分が遅れをとってしまわないか不安です。
気になる人は気になりますよね。
正直、差がつくのは否めません。
私の友人は「編入して2年後に入社した病院の同じ病棟に、同じ看護学校の同級生がいた」と言っていました(「看護学校の同級生がプリセプター世代」ということです)。
でもここでいう「差」とは、病院の中、臨床経験という尺度の中での「差」であって、人間性全般・人生におけるハンディーではありません。
看護学校の同級生が病院で2年間経験している間も、編入した人は大学で、病院では学べないことを経験しています。
病院ではなく、大学で学べることもたくさんありますよ。
看護研究を深めたり、地域のことを学んだり、看護学科以外の学生や教授と話したり。
そんなことをするうちに、看護観以外の人間性が高まることは間違いありません。
私の友人のような、編入後に就職した病院で看護学校の同級生が働いている状況を避けたいのであれば、同級生が絶対いないような環境に就職すればいいだけです。
具体的には、看護学校の系列病院に就職しない、お住まいの県や地域を出るなどすればよいでしょう。
むしろ私は、この「同級生より2年遅れる」という事実を肯定的に捉えてよいと思っています。
なぜなら、その2年間の間に同級生が働いている病院の様子を聞くことができ、自分が就職先を選ぶときの参考にできるからです。
ある看護師さんは、看護学校を卒業したあとにフリーターをしながらすでに就職している同級生の話を聞き、自分が就職先を選ぶときの参考にしたそうです。
これ、とてもよい考えだと思いませんか?
就職先を選ぶ上で、周りの人がどんな環境で働いているかの”口コミ”を聞けるのはかなりメリットがあります。
編入したら周りの人より遅れる、というより、その遅れた期間を”利用する”(言い方が極端ですみません)と考えてみてはいかがでしょうか。
看護学校→大学編入の質問があれば、分かる範囲でお答えします
この記事では、私なりに大学編入を考える看護学生の質問へお答えしました。
- はっきりした理由がなければ、TOEICは受けなくてよい(編入試験に必要な方は要受験)
- 予備校に通うと試験情報や仲間などが得られるが、立地や予算の問題で厳しければ自力で勉強するのもアリ。仲間探しは必須!
- 同級生との「2年の差」は、臨床経験の差であって人生の差ではない。就職先をリサーチする期間に当てよう!
これから編入を考えるみなさん、応援しています^^
追加の質問がありましたら、問い合わせフォームからお送りください。
私に分かる範囲であれば、回答します。
受験校の過去問を入手するのは必須。
足りないときは、こういった本で対策するのもおすすめです!