看護師ブロガーがライティングの仕事をやるべき、5つの理由

看護師時代のはな
ブログを書くのが楽しい🎶 これを生かしてライターの仕事をしたいけど、実際どうなの?

ブログ経由でライティングの仕事依頼をもらったことのある、はな(@hana8787hanae)です。

依頼してくださったのは知らない編集者の人ではなく、SNSで繋がっている顔も性格も分かりきっている知り合いでした。

ブログを書くことで収入に繋がったのは、とても嬉しかったです。

 

2年ちょっとで4つのウェブサイトでライターのお仕事をしました。

ジャンルは、ワーキングホリデー(以下、ワーホリ:2社)、医療系転職サイト、管楽器の吹き方。

ブログ経由での仕事はワーホリ関係のみ。他の2つはクラウドワークスで案件を見つけました。

(共通点がなくバラバラなのも私らしい)。

今まで記事を書いたウェブサイトの詳しい内容はこちらから。

関連記事

WordPress を開設しました、はなです^^ 2017年にフリーランスになると決めてから、3年弱、いくつかの媒体でライターとして記事を書かせていただきました。 このページでは、これまで執筆したサイトを4つ紹介します。 ワー[…]

 

この記事では、ブログを書いている看護師ブロガーがライティングの仕事をするとどんなよいことがあるのか、紹介します。

文章を書くことで収入を得たい方はぜひ読んでみてください。

 

個人ブログと違う、ライティングの仕事の特徴

ライティングの仕事では、クライアントの考え方に合わせる必要がある

個人ブログとライティングの仕事の1番の違いは、何に焦点を合わせた記事を書くかということです。

  • ブログ:自分が好きな記事を書く
  • ライティング記事:クライアントさんが求める記事を書く

ブログは、自分の好きなトピックで、毎日の気分に合わせて更新できますが、仕事としてやっているライティングではそういうわけにはいきません。

クライアントの思い(例えば、その記事をどんな人に読んでほしいか、読者のどういった行動にアプローチするために記事を書いて欲しいか)を汲み取って、記事を作成する必要があります。

 

私はインタビュー記事を書きはじめた最初の頃に、インタビューした相手の意見に合わせるか(私側の考え方)、クライアント側に合わせるかで悩んだことがあります。

知り合いに相談すると「それは絶対にクライアントに合わせるべき! なぜなら、記事の報酬を払うのはクライアントだから」。

冷静に考えると当たり前のことなのですが、当時「この人の話をリアルに伝えたいなー」という思いが先行していた私には思いつかない考え方でした。

というわけで、ライティングの仕事では「クライアントに合わせる」ということが大前提です。

看護師ブロガーがライティングの仕事で得られる5つの能力

このブログを読んでいるのは看護師さんがほとんどだと思うので、看護師ブロガーがライティングの仕事で得られる力について5つ紹介します。

1.知識力

私は、ライティングで身につく知識には2種類あると思っています。

1つめはSEOライティングの知識2つ目は記述する専門分野についての知識です。

 

1.SEOライティングの知識

SEOライティングとは、Google検索で上位表示するために必要な記事執筆テクニックのことです。

Web上の記事は、Googleが「この文章はみんなの役に立ちそうだな。だから上のほうに表示させよう!」と認知することで上位表示されます。

そのためには、タイトルのつけかた、見出しのつけかた、文章構成などいくつものやるべきことがあります。

個人ブログで上位表示させようと思うと、これらを全て自分で調べなければなりません。

 

しかしライティングの仕事をしていると、記事作成マニュアルなどの中で記事の書き方を教えてもらえることが多いです(初心者向けの仕事に限ります。もちろん経験者向けの案件は、これらができることが前提です)。

ライティングの仕事で学んだことを自分のブログに生かし、読みやすいブログを作る助けになります。

報酬をいただきながら知識を学びそれを自分のメディアに活かせるなんて、最高です!

文章を書くことが好き、ブログを長く続けていきたい人は、身につけておくと便利なスキルです。

2.専門分野の知識

ライティングの仕事で得られる知識の2つめが、専門分野について。

個人ブログでは多少ぼかしても注意させることはありませんが、何かのメディアに情報を載せるとなると根拠がしっかりしている必要があります。

根拠が大切なのは、看護の現場でも、Webの仕事でも同じです。

そのため、サイトに情報を載せるときにはできるだけ信憑性のある情報を、引用元をはっきりした上で記載しなければなりません。

よい情報を得るには、かなり調べる必要があります。

検索して上位に出てくる記事の情報がなにを元にしているのか、誰・どの機関が調査したものなのか、いつ書かれたものなのかを徹底的に調べて、正しいものだけをメディアに記載します。

仕事を通して調べる力が向上することは、間違いありません。

 

私は調査の過程で新しい知識が身につきましたし、それが意外なところで役立つこともありました。

2.情報整理力

情報整理力とは、書きたい情報を分かりやすく並べて書く力です。

「そんなの簡単じゃないの?」

そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、クライアントさんからお願いされたキーワードで記事を書くとなると、情報がありすぎてどうやって伝えたらよいか迷う場面もしばしば。

これは「情報はあるけど、ばらけている」という状態です。

仕事としてライティングをするためには、この「情報を整理する力」を確実に発揮していかなければなりません。

今の社会は情報があふれています。

情報を分かりやすく述べている文章を長時間見てもらうことで、サイトの価値があがるのです。

 

情報整理力を鍛えるために、私がやっていたことはこちらです。

  1. 書きたいことをA4の紙にひたすら書きなぐる
  2. それを並べ換える

記事を書くためには、書ける情報を全て目に見える状態にするのが重要です。

そのためには「書く」ことが大切。

これはパソコンでもよいのですが、実際に手を動かして紙に書く方をおすすめします。

理由は、紙のほうが思いつくまま好きに書けるから、あとで線でつなげたり矢印をつけたりして感覚的に物事を思考できるからです。

そのあとは、実際に記事を書く想定をして、書く順番を決めます。

文章を通して何を伝えたいのか、

伝えたいゴールを目指すにはどの順番だと読みやすいか/説得力が増すか、

それを考えるのです。

私はライターを始めた頃この作業がとても苦手でした。

しかし、5記事分くらいこの作業を徹底的にやることでだいぶ得意になりました。

今でもその知識が生きていると信じています。

3.持久力

ここでいう持久力とは、長い文章を書く力です。

個人ブログだと文章の長さは自分の好みでよいですが、メディア向けの記事を書くのであれば字数を考える必要があります。

普段2,000~3,000字の文章を書き慣れている人にとって、それ以上のボリュームのある記事を書くのはかなり大変です。

文章構成を充実させたり、多くの根拠を引っ張ってきたり、読者が感情移入するような体験談を引用したり。

長い文章を書くのは大変ですが、何度も書くうちに少しずつ文を書く「持久力」が鍛えられていきます。

1、2年続けていけば、ボリュームの多い記事を書くことへの抵抗が少なくなっていることでしょう。

4.模倣力

ライティングの仕事をする上で意外と重要なのは「パクる」スキル。

仕事として文章を書くのであれば、そのメディアが目指すテイストに合わせることは必須です。

メディアのテイストの例はこちら。

  • 余計なことを削ぎ落として知識を述べるタイプ
  • 相手の感情を揺さぶるようなタイプ
  • ライターの個性をブランディングしていくタイプ

 

私はある仕事をし始めたときに、そのメディアが持つ色を出し切れずに困った経験があります。

そのときにやったことは、パクること。

同じメディアの良質な記事を書き出してよい部分を真似したり、同じメディアのライターさんがおすすめしている本を読んだりしました。

要するに、徹底的にパクってみたわけです。

すると、記事を書いて3ヶ月くらいしてから「はなさん、だいぶ私たちが求める文章に近づいてきましたね!」というお褒めの言葉をいただきました。

こんなふうに、自分の努力が認められるのは嬉しいですね^^

 

ライティングの仕事はリモートワークで行うことが多く、一緒に働いている人のやり方を直接見ることができません。

しかしながら、目の前にいない人のやり方を真似してクライアントさんの目指すものを知って作り上げる方法は、たくさんあります。

ライティングの仕事をしていると「現場から見る」以外のパクる力が身につきますよ。

5.コミュニケーション力

コミュニケーション力は、看護師の仕事でもその他の対面の仕事でも身につきます。

ここでいうコミュニケーションとは、オンライン上の意思疎通のこと。

現場で相手の目を見て話すことが多い看護師は、メッセージのみで相手の需要を汲み取る作業をあまりしたことがないかなと思います。

しかし、ライティングの仕事をするときのコミュニケーションはほぼオンライン。

自分の思いを伝え相手とよい信頼関係を気づくためには、オンラインならではのコミュニケーションも必要です。

オンラインもオフラインもコミュニケーションで重要なことは同じです。とはいえ、オンラインは相手の空気感が分かりにくいために、相手に冷たい印象を与えてしまったり、伝えたいことが全て伝わらないジレンマをかかえたりすることもあります。

私、一度オンラインで揉めて「急に仕事をやめる宣言」をしたことがあります(信頼できる仲間内でしたが)…オンラインで意思疎通ができずに歯がゆくなる気持ちは、とてもよく分かります。

個人的には、女性同士のコミュニケーションはさほど問題がないですが、思ったことをズバっと端的に伝えるタイプの男性スタッフとの意思疎通に苦戦するイメージです。
  • 分かりにくいことは質問する
  • すれ違いを感じるときは文字のやりとりだけでなく、電話して話す
  • 会える距離にいれば、会える環境を作る

こういった工夫を意識的に取り入れるのが、オンラインのコミュニケーションを円滑にするポイントです。

文章を書くのが好きな看護師ブロガーは、ライティングのお仕事をしてみてはいかがでしょうか

かつて、昼は派遣看護師、夜はライターという2つの顔を持っていました(今はナース服を着ることはないです)

この記事では、看護師ブロガーがライティングの仕事をする意義についてご紹介しました。

ライティングの仕事をして鍛えられるスキルは次の5つです。

  1. 知識力
  2. 情報整理力
  3. 持久力
  4. 模倣力
  5. コミュニケーション力

書く仕事をすることで、本当にそれが自分に向いているのかを知るきっかけになります。

文章を書くのが好きな看護師さん、新しいことに挑戦したい看護師さんは、ぜひライターの仕事をしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

\"ナースのはなぶろ\"最新情報をチェック!